クレジットカードのエラーコードとは?エラーになる理由とは?
クレジットカードは、キャッシュレスで商品を購入することが出来ますので、買い物の際には非常に便利ですよね。
ただ、お店での支払いやインターネットショッピングなどでクレジットカード決済をしようと思ったら、エラーが出て支払いが出来なかったという経験はないでしょうか。
クレジットカード決済でエラーが出るとちょっと焦ってしまいますが、なぜエラーが出るのかは、表示されるエラーコードを見れば確認出来ます。
そこで、クレジットカードのエラーコードについて、そしてエラーになる理由にはどういったものがあるのかについてまとめました。
クレジットカードのエラーコードとは?
クレジットカードのエラーコードとは、何らかの理由で決済が完了できない時に出るコード、つまり番号です。
クレジットカードのエラーコードは、どういった原因で決済が出来ないのか、エラーになる原因ごとに表示される番号が異なります。
一般的によく発生するエラーコードとしては、例えば「G12」や「G30」など、アルファベット+2ケタの数字という形が多いでしょう。
他にも、エラーの原因ごとに数多くのエラーコードがありますが、商品を購入する際に発生するクレジットカードのエラーコードは、「G」、もしくは「H」頭の番号の場合がほとんどです。
よく発生するクレジットカードのエラーコードは?
エラーコードは、エラーになる原因を教えてくれる番号です。そこで、クレジットカード決済の際によく発生するエラーコードの意味について、代表的なものをいくつか記載しました。
エラーコード「G12」:取扱不可
エラーコード「G12」は、クレジットカードの返済が遅れている、延滞などの理由でカードの利用が停止されている場合に発生します。また、既に解約したクレジットカードを利用した場合なども「G12」が表示されます。
エラーコード「G30」:保留判定
エラーコード「G30」は、決済の金額や取引の内容などからカード会社の方で取引を保留にした場合に発生するコードです。
エラーコード「G42」:暗証番号エラー
エラーコード「G42」は、誤った暗証番号を入力した際に発生するエラーコードです。
エラーコード「G54」:取扱不可
エラーコード「G54」は、1日に利用出来る回数や1回に利用出来る金額を超えている場合に発生します。
エラーコード「G55」:限度額オーバー
エラーコード「G55」は、クレジットカードで定められている利用限度額をオーバーした際に発生するエラーコードです。
エラーコード「G56」:カード取り込み
エラーコード「G56」は、盗難カードや無効カード、事故カードなどが使用された際に発生します。
ちなみに、事故カードとは、盗難に遭ったクレジットカードや紛失したクレジットカード、利用限度額をオーバーしたクレジットカードなど、永久的、あるいは一時的に利用が出来ないクレジットカードを指します。また、無効カードも同様の意味です。
エラーコード「G60」:事故カード
エラーコード「G60」は、事故カードが使用された際に発生するコードです。
エラーコード「G61」:無効カード
エラーコード「G61」は、無効カードが使用された際に発生するコードです。
エラーコード「G65」:会員番号エラー
エラーコード「G65」は、クレジットカードの会員番号、つまりカード番号が誤っている場合に発生するコードです。
エラーコード「G68」:金額エラー
エラーコード「G68」は、金額が0円、あるいは極端に高額な金額が入力された場合に発生します。
エラーコード「G71」:ボーナス月エラー
エラーコード「G71」は、予め決められているボーナス月以外の月が入力された際に発生します。
エラーコード「G74」:分割回数エラー
エラーコード「G74」は、入力した分割回数が店舗で取り扱っていない回数の場合に発生するコードです。
エラーコード「G78」:支払区分エラー
エラーコード「G78」は、カード会社で設定されていない支払い回数を選択した場合に発生します。
エラーコード「G83」:有効期限エラー
エラーコード「G83」は、入力したクレジットカードの有効期限に誤りがある場合に発生します。
エラーコード「G95」:オンライン終了
エラーコード「G95」は、クレジットカードを発行しているカード会社の業務が終了している、あるいはメンテナンス中の場合に発生するコードです。
エラーコード「G97・G98・G99」:取扱不可
エラーコード「G97」はオーソリ処理の要求が拒否された場合、エラーコード「G98」は無効カードを利用した場合、エラーコード「G99」はカード会社が取り扱っている業務ではない場合、あるいはメンテナンス中の場合に発生するエラーです。
ちなみに、オーソリ処理とは、店舗からカード会社に該当のクレジットカードが使用できるかどうかを確認をすることです。
エラーコード「H71」:ボーナス月不正
エラーコード「H71」は、ボーナス払いを利用することが出来ない期間にボーナス払いを選択すると発生するエラーです。
エラーになる理由とは?
クレジットカードで支払いをした際に、エラーになる理由は上記で記載したようにエラーコードの番号を確認することでおおよそ把握することが出来ます。
無効カードの利用や暗証番号の間違い、支払い回数の指定間違いなど、クレジットカードがエラーになる理由は様々あります。
クレジットカードがエラーになる理由としては、カード会社がメンテナンス中であるなど、カード会社側に原因がある場合もありますが、エラーになる理由のほとんどはカード利用者側のクレジットカード、あるいはカードの利用の仕方に原因があると言えます。
では、クレジットカードで支払う際にエラーになる理由として、特に多いものにはどのような理由があるのでしょうか。
エラーになる理由で特に多いのは?
クレジットカードがエラーになる理由で特に多いのは、単純な入力ミスをした場合、決められた利用限度額をオーバーした場合、不正検知システムが作動した場合です。
入力ミス
特にインターネットショッピングでクレジットカードを利用する場合は、カード番号や有効期限などを入力する際に誤った情報を入力することでエラーになるケースが多くあります。
また、店舗でクレジットカードを利用する際にも、誤った暗証番号を入力したり、取り扱っていない支払い回数を指定すると、当然エラーになります。特に暗証番号の入力は、おおよそ3回以上間違えるとクレジットカードが停止されてしまいますので、注意が必要です。
利用限度額のオーバー
クレジットカードには、利用限度額が設定されていますので、限度額を超えてしまった場合は当然エラーとなって決算を完了することは出来ません。
自分のクレジットカードの利用限度額や利用可能残高をしっかりと把握しておくことが重要です。
不正検知システムの作動
カード会社では、クレジットカードの不正利用を未然に防ぐため不正検知システムを導入している場合が多くあります。
JCBカードや三井住友VISAカードでも、取引内容を随時確認してセキュリティを強化しています。
そのため、クレジットカードで普段は利用しないような高額な商品を購入したり、利用頻度が異常に高いといった場合は、不正検知システムが作動してエラーとなり、カードが利用出来ない場合もあります。
クレジットカードの老朽化でエラーになる場合も
入力ミスもしていないし、利用限度額もオーバーしていない、高額な商品の購入でもないといった場合、特にクレジットカードや利用の仕方に問題点が見つからない場合にエラーが出ると困りますよね。
もしかすると、カード会社の方でメンテナンスを行っているなどの理由で、一時的に利用出来なくなっている可能性もありますが、クレジットカードの傷や汚れで正常に通信出来ていないことも考えられます。
クレジットカードの傷や汚れが原因でエラーとなる場合は、G56、G60、G61などの事故カード、無効カードのエラーコードが発生するケースが多いでしょう。
もし、利用限度額や不正利用に心当たりがない場合は、クレジットカードの老朽化でエラーになっている可能性がありますので、カード会社に連絡して新しいカードを発行してもらう必要があります。
ただ、新たなカードを発行してもらうまでにはある程度時間が掛かりますので、万が一の時のためにも、最低2枚以上のクレジットカードを取得しておくことをおすすめします。