慰謝料とは？不倫の慰謝料の相場は？離婚する・離婚しない場合の平均金額
テレビや雑誌で有名人の不倫や離婚がニュースになると、必ずと言っていいほど慰謝料の有無や金額が話題になりますよね。
海外の有名人などは、慰謝料で億単位の支払いをしたというケースも珍しくありませんので、スケールの大きさにも驚きます。
ただ、有名人などはある意味特殊なケースになりますので、一般的な金額とはかなり差があるでしょう。
そこで、そもそも慰謝料とはどういったものなのか、また不倫をした場合の慰謝料の相場や離婚の有無による金額の違いなどについてまとめました。
慰謝料とは？慰謝料が請求される事例は？
慰謝料とは、一言で言うと精神的な損害に対する損害賠償金のことです。そもそも、慰謝料の「慰謝」には、慰めていたわるといった意味があります。
そのため、慰謝料は本来の意味では、加害者が被害者に対して慰めていわたるために支払うものという意味になります。
ただ、一般的にはやはり加害者が被害者に対して何かしら損害を与えた際に、償いとして支払うものというイメージが強いでしょう。
慰謝料が請求される事例は様々ですが、代表的なものだと、不倫や離婚、セクハラや名誉棄損、交通事故や暴力行為、その他性犯罪などが挙げられます。
他にも、婚約破棄や家庭内暴力などに対する慰謝料が請求される場合もあります。
では、中でも一般的によく話題になる不倫の慰謝料の相場は、一体いくらくらいなのでしょうか。
不倫の慰謝料の相場は？上限はあるの？
不倫の慰謝料の相場は、おおよそ50万円～300万円程度とされています。ただ、慰謝料の金額は明確に最低いくら、あるいは最高いくらと決まっているわけではありません。
そのため、相場としては50円～300万円程度ですが、5万円、10万円でも良いですし、500万円、1000万円以上でも良いのです。
慰謝料は、不倫された側が精神的に受けたダメージを償ってもらうために請求するものですので、金額に決まりはありません。
ただ、現実問題として、年収300万円の旦那さんに1000万円の慰謝料を請求しても払えるものではありませんよね。
慰謝料は実質的な上限はありませんので、いくら請求しても良いのですが、現実的な請求金額として、やはり50万円～300万円程度が相場となっているのです。
離婚する場合と離婚しない場合の慰謝料の平均金額は？
慰謝料の金額は基本的に自由ですが、実際の請求する慰謝料の金額を決める際にはいくつかの要因が関わってきます。
例えば、不倫の期間や頻度、結婚生活の期間や状況、子供の有無などです。
そして、中でも慰謝料の平均金額に大きく関わってくるのが、不倫によって結婚生活を終了するかどうか、つまり離婚の有無です。
当然ですが、不倫によって離婚する場合と離婚しない場合では、離婚する場合の方が慰謝料の平均金額は大きくなります。
下記の通り、離婚しない場合の慰謝料の平均金額はおおよそ50万円～100万円程度なのに対して、離婚する場合は100万円～300万円程とかなり高額になります。
もちろん、こちらはおおよその平均金額となりますので、不倫の状況や請求される側の経済状況によってはさらに高額になる場合もあります。
離婚の有無による慰謝料の平均金額の違い
| 離婚しない場合 | 50万円～100万円 |
| 離婚する場合 | 100万円～300万円 |
慰謝料の支払い方法は？一括払い？分割払い？
慰謝料の支払いは、基本的には現金一括払いになります。支払方法は銀行口座への振込、もしくは現金手渡しが一般的ですが、どちらにせよ一括で支払うのが基本です。
ただ、経済状況によっては一括払いが難しい場合もありますよね。その際には、相手と交渉をして相手が了承すれば分割払いにしてもらうことも可能です。
ただ、請求する側はあくまでも一括で支払って欲しいという要望が強くありますので、分割払いに相手が応じてくれなければ、どうにかして一括で支払うしかありません。
いつまでも支払わずにいると、裁判に発展する場合もありますので、カードローンなどで借り入れをしても出来るだけ示談の段階で決着をつけるに越したことはありません。
また、カードローンに抵抗があるという方は、クレジットカードのキャッシングを利用するという方法もあります。
JCBカードのように即日発行が可能なクレジットカードもありますので、早急な対応が必要な際には利用してみると良いでしょう。
