水道料金とは?日本国内の水道料金の平均金額は?一般家庭の世帯別の水道代は?
水道料金は生活している以上必ず掛かる固定費の1つですね。一般的には2ヶ月に1回の支払いになっている場合が多いため、金額についてあまり気にしたことが無いという方もいるかもしれません。
ただ、あまり何も気にしないで水道を使用しているという場合、一般的な平均金額よりも水道代が高額になっているケースが多くあります。
もちろん、家族の人数が多いなど使用頻度の高い家庭の場合は、水道代が高額になるのも仕方ありませんが、そうでなければ単なる使い過ぎということになりますので、注意したいですね。
そこで、そもそも水道料金とはどういったものなのか、また日本国内の水道料金の平均金額や世帯別の水道代についてまとめました。
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水道料金とは?上水道と下水道の料金の違いとは?
水道料金とは、水道を使用するために支払う料金となります。水道料金は、各地域にある水道事業者に対して支払います。
水道料金は、使用した水の量に応じて金額が決まりますので、当然水道を使用すればするほど料金は高くなります。
ただ、実は一般的な家庭では、使用した水の料金だけではなく、下水道の料金も併せて支払っています。
というのも、水道料金は蛇口をひねって出てくる水の使用量に応じた上水道の料金、そして下水道に流れたトイレなどの生活排水の水の量に応じた下水道の料金を合算したものなのです。
水道料金の設定金額は、各地域によって異なりますが、上水道であっても下水道であっても、使用頻度が高ければその分料金も高額になります。
地域によっては下水道料金の支払いが必要ない場合も
水道料金は、上記で記載した通り上水道と下水道の料金の合計金額になりますが、実は地域によっては下水道の料金が発生しない場合もあります。
当然ですが、下水道の料金が発生するのは、下水道の設備が整っていて、下水道を使用している場合です。
しかし、日本ではまだ下水道の設備がない地域もありますので、そういった地域の方は下水道の料金は掛かりません。
ちなみに、下水道の設備がない場合は、浄化槽という設備を使用している場合が多くなります。浄化槽は各家庭ごとにタンクを配置し、タンクの中で生活排水を浄化するというものです。
浄化槽の家庭の場合は、下水道料金は掛かりませんが、設置費用やメンテナンス費用が掛かりますので、一概に下水道料金がないからその分お得というわけではありません。
日本国内の水道料金の平均金額は?地域ごとの水道料金の違いは?
日本国内の水道料金の平均金額は、各地域ごとに異なります。というのも、水道料金は各自治体によって基本料金や使用料金が設定されているため、一律同じ金額というわけではないのです。
水道料金の設定には、各地域の水質や地形、人口などが大きく関わってきます。原水の水質が良くない場合は、その分水をきれいにするための浄水処理にお金が掛かります。
また、地形によっては処理施設の建設にも費用が掛かりますし、水源からの距離が離れていれば供給にはその分お金が必要です。
そして、地域の人口が少ない場合は、上記の費用が掛かる1人当たりの負担が大きくなってしまいますので、どうしても水道料金を高額にせざるを得ないという点もあります。
日本国内の水道料金については、総務省統計局が行っている家計調査の結果から確認出来ます。2017年の日本国内の水道料金の平均金額は、「4,218円」ですが、各地域ごとの水道料金は、どのようになっているのでしょうか。
水道料金の地域別の平均金額は?
水道料金の地域別の平均金額は、2017年の調査結果ではおおよそ4,000円~5,000円前後となっていますが、地域によっては1,000円以上の差が出ています。
最も水道料金が高い地域は、東北で金額は5,110円となっています。逆に最も水道料金が低い地域は、沖縄で3,746円です。
各地域ごとの差は、上記で記載した通り、地形や水源からの距離、水質や人口などが原因になります。
特に、北海道や東北は人口が少ないことに加えて、雪の影響もあり水道料金が高めに設定されている地域が多いと言えます。
水道料金の地域別の平均金額(1ヶ月)
北海道 | 4,002円 |
東北 | 5,110円 |
関東 | 4,316円 |
北陸 | 4,677円 |
東海 | 3,937円 |
近畿 | 4,075円 |
中国 | 4,046円 |
四国 | 3,841円 |
九州 | 3,984円 |
沖縄 | 3,746円 |
一般家庭の世帯別の水道代は?世帯人数による水道代の違いは?
一般家庭の世帯別の水道代は、やはり世帯人数が多ければ多い程高額になる傾向があります。
つまり、一人暮らしよりは、3人家族や4人家族の方が水道代は断然高くなります。
世帯の人数が増えれば、それだけ水道を使用する頻度が高くなりますので、どうしてもその分水道代も掛かりますよね。
家族の人数が多いと、蛇口をひねって出てくる上水道の使用量だけではなく、トイレやお風呂などから出る生活排水も多くなりますので、上下水道共に料金に反映されるということです。
では、実際に世帯人数によって水道代はどの程度の違いが出てくるのでしょうか。
水道代の世帯人数別の平均金額は?
水道代の世帯人数別の平均金額は、総務省統計局が行っている家計調査の結果から確認出来ます。下記は2017年の調査結果です。
水道代が最も低いのは、1人暮らしの世帯で金額は2,189円となっています。そして、最も水道代が高いのは6人以上の世帯で金額は8,695円です。
1人暮らしの世帯と6人以上世帯の水道代を比べると、実に4倍近くの差がありますので、やはり水道代は世帯の人数に大きく影響すると言えます。
2人~5人の世帯の水道代も、4,000円~7,000円前後で、世帯人数が多くなるほど、水道代も上がっていますね。
水道代の世帯人数別の平均金額(1ヶ月)
1人 | 2,189円 |
2人 | 4,205円 |
3人 | 5,483円 |
4人 | 6,071円 |
5人 | 6,737円 |
6人以上 | 8,695円 |
水道料金を現金で支払うのは損?お得な支払方法は?
水道料金は、2ヶ月に1回の支払いとはいえ、地域や世帯人数によってはかなり高額になる場合も多いです。
そのため、出来る限り節約をして水道料金を抑えたいものですが、支払方法を見直すことでよりお得に利用出来る場合があります。
水道料金の支払い方法は、振込用紙や口座振替による現金払いの他に、クレジットカード払いを選択することも出来ます。
現金払いでも口座振替の場合は割引もありますが、クレジットカード払いでは、利用金額に応じたポイントを貯めることが出来ます。そのため、もし現金で支払っているという方は、クレジットカード払いへの切り替えをおすすめします。
クレジットカードなら、ポイントが貯まるだけではなく、後払いになることで支払いまで余裕を持って現金を用意することが出来ますし、利用明細が家計簿代わりになり、家計の管理もしやすくなります。
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