クレジットカードのフィッシング詐欺とは?見分け方・対策・対処法
フィッシング詐欺の代表的なターゲットの1つとなっているのがクレジットカードです。
クレジットカードのフィッシング詐欺は、どんどん手口も巧妙になっていて、被害に遭う方が後を絶たないといった状況です。
ただ、クレジットカードの利用者が気を付けることで、フィッシング詐欺の被害に遭うリスクを軽減することは出来ます。
そこで、クレジットカードのフィッシング詐欺とはどういったものなのか、そしてフィッシング詐欺の効果的な見分け方や対策、対処法にはどのようなものがあるのかについてまとめました。
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クレジットカードのフィッシング詐欺とは?
クレジットカードのフィッシング詐欺とは、クレジットカードの情報を不正に盗んで利用するカード犯罪です。
クレジットカードのフィッシング詐欺の手法としては、カード会社を名乗ったメールを利用者に送信し、偽のHPでカード情報や暗証番号などを入力させるというものが代表的です。
カード会社を装ったメール文面は、有効期限が切れる、不正利用防止のための確認などといった文言を記載し、早急に手続きをしなければならないというように誘導させるものです。
また、アクセスした偽のHPも、カード会社の正規のHPと見分けがつかないように作成されていますので非常に悪質です。
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クレジットカードのフィッシング詐欺の見分け方は?
クレジットカードのフィッシング詐欺の手口は日々巧妙になっていますが、見分ける方法はあります。
「このメールちょっと怪しいな」「本物のカード会社かな?」など、少しでも違和感を感じた場合は、まずフィッシング詐欺を疑うというのが賢明です。
悪質なフィッシング詐欺に引っかからないためにも、フィッシング詐欺の見分け方をしっかりと把握しておきましょう。
フィッシング詐欺かどうかを見分ける方法
フィッシング詐欺かどうかを見分ける方法としては、カード会社から送信されてくるメールの内容、そしてメールに記載されているリンク先のアドレスを確認するというのがポイントです。
フィッシング詐欺では、メールの内容、リンク先のアドレスにある特徴がありますので、そういった特徴を見分けることが出来れば、フィッシング詐欺に引っかかるリスクを回避することが出来るでしょう。
メールの内容を確認する
クレジットカードのフィッシング詐欺の見分け方としては、まず送信されてきたメールの内容を確認する必要があります。
本物のカード会社では、メールで直接個人情報を聞いてくることはありません。
そのため、メールで直接クレジットカードのカード情報や暗証番号などといった重要な個人情報を聞いてくるようであれば、フィッシング詐欺の可能性が高いと言えます。
HPのアドレスを確認する
フィッシング詐欺では、誘導先の偽のHPのアドレスも本物のカード会社のHPそっくりに偽装している場合が多くあります。
ただ、当然本物のカード会社と同じアドレスにすることは出来ませんので、一見同じように見えてもよくよく確認すると違いはあります。
例えば、本物のHPのアドレスではアルファベットの「o」を使っている箇所を数字の「0」に変えているといったパターンです。
そのため、ちょっと見ただけでは分からない場合でも、しっかりと確認すれば偽のアドレスだと見分けることは可能です。
SSLの有無を確認する
本物のクレジットカード会社のHPで、カード情報などの個人情報を入力する場合は、SSLという情報を暗号化して送信する技術が使われています。
SSLを利用することで、セキュリティ面を強化し、個人情報を安全に送信することが出来ます。
SSLが使われていない場合、フィッシング詐欺の偽のHPである可能性が高いため、注意が必要です。
クレジットカードのフィッシング詐欺の対策・対処法は?
フィッシング詐欺の対策・対処法としては、上記で記載した見分け方のポイントでまずはフィッシング詐欺の疑いがあるかどうかを確認する必要があります。
そして、少しでもフィッシング詐欺の可能性があると判断したら、カード会社に直接電話で確認するという対処法が確実です。
カード会社がメールを送信した事実がなければ、そのメールはフィッシング詐欺のメールということになります。
また、クレジットカードのフィッシング詐欺では、偽のHPが用意されている場合が多いのですが、メールに記載されているアドレスを直接クリックしないというのも有効な対策となります。
ブラウザのアドレスバーに本物のカード会社のURLを直接入力すれば、フィッシング詐欺の偽のHPに誘導される危険性もありません。
さらに、フィッシング詐欺の対策・対処法としては、上記で記載した通り、リンク先にSSLが使われているかどうかをしっかり確認することも重要となります。
フィッシング詐欺の被害に遭ってしまったら?
フィッシング詐欺は、上記で記載した通り見分けるポイントもありますし、被害に遭わないように対策をすることも出来ます。
ただ、どんなに気を付けていてもフィッシング詐欺の被害にあうリスクはゼロではありませんよね。
そこで、もし偽のHPにカード情報を入力してしまった、あるいはクレジットカードを不正利用されてしまったという場合は、速やかにカード会社に連絡をしましょう。
カード会社に連絡して事情を説明すれば、カード会社の方で調査を行い、カードの利用停止など適切な対処を行ってくれます。
また、JCBカードや三井住友VISAカードでは、24時間体制で取引状況を監視しています。
フィッシング詐欺をはじめとするカード犯罪は、日々手口が巧妙化していますので、万が一の時も安心のクレジットカードを選ぶということも重要ですね。