クレジットカードのキャッシングとは？キャッシング機能を使うには？
クレジットカードは、商品を購入するだけではなく、現金を借りることが出来るのはご存じでしょうか。
お金を借りるというと、まず銀行のローンや消費者金融が思い浮かびますが、身近なクレジットカードでも、キャッシング機能でお金を借りることが可能なのです。
これからクレジットカードの申し込みをする方はもちろんですが、既にクレジットカードを持っている方も、キャッシング機能についてはあまりよく知らないという方も多いでしょう。
そこで、クレジットカードのキャッシングについて、またキャッシング機能を使うにはどうしたら良いのかについてまとめました。
クレジットカードのキャッシングとは？
クレジットカードのキャッシングとは、簡単に言うとクレジットカードでお金を借りる機能です。
クレジットカードには、ショッピング機能とキャッシング機能があり、ショッピング機能はキャッシュレスで支払いができ、利用した分の金額を後から支払うというシステムですよね。
ショッピング機能に関しても、支払いの際はカード会社が一時的にお金を立て替えることになりますので、キャッシング機能もショッピング機能もカード会社からお金を借りるという点では同様です。
ただ、キャッシング機能は、ショッピング機能のように商品の代金を借りるのではなく、直接現金を借りることが出来る機能なのです。
キャッシング機能を使うには？
キャッシング機能を使うには、まず自分のクレジットカードのキャッシング枠の利用限度額を確認する必要があります。上記で記載したように、クレジットカードにはショッピング機能とキャッシング機能があり、それぞれショッピング枠、キャッシング枠で利用限度額が設定されています。
ただ、キャッシング枠の場合は0円に設定することも出来ますので、仮にクレジットカードを申し込んだ際にキャッシング枠を0円にしている場合は、キャッシング機能を利用することが出来ないのです。
そこで、キャッシング枠が0円になっている場合は、まずはカード会社にキャッシング枠の増枠を申し込んで、キャッシング機能を使えるようにしましょう。
ちなみに、クレジットカードのキャッシング枠は、貸金業法で定められた総量規制の対象になります。総量規制とは、年収の3分の1を超える借り入れは出来ないという制度です。
そのため、仮に他のクレジットカードや消費者金融などからの借り入れが既に年収の3分の1に達している場合は、新たにクレジットカードのキャッシング枠を設定することは出来ません。
総量規制とは？クレジットカードのキャッシング枠は総量規制の対象？
それでは、キャッシング機能が利用出来る場合のキャッシングの仕方、キャッシング機能を使う手順について見ていきましょう。
キャッシング機能を使う手順・方法
クレジットカードのキャッシング機能を使う手順は、どのカード会社もおおよそ同じになります。簡単に言うと、お金を借りて、借りた分の金額＋金利を返済するという流れです。
ただ、キャッシングでお金を借りる際も返済をする際も、それぞれいくつかの方法があります。
お金を借りる
キャッシングでお金を借りるには、コンビニや金融機関のATMから自分でお金を引き出すか、もしくはカード会社に依頼してネットバンキングや指定の口座に振り込んでもらう方法があります。
コンビニや金融機関のATMを利用する際は、ATMでお金を下ろす感覚で手軽に利用することが出来ます。また、カード会社にお金を振り込んでもらう場合は、インターネット、もしくは電話で申し込みを行います。
どちらの方法でもキャッシングでお金を借りることは出来ますが、急にお金が必要になった場合などは、ATMでの借り入れの方が手早くお金を借りることが出来るでしょう。
返済方法を選択して返済する
キャッシングでお金を借りたら、当然ですが返済が必要です。また、キャッシングでは借りた分のお金をそのまま返済するのではなく、キャッシングの金利が上乗せになります。
キャッシング金利はカード会社や借り入れをする金額によっても異なりますが、おおよそ15％～18％と比較的高めの金利が設定されています。
また、キャッシングの返済方法としては、ほどんどのカード会社では一括返済とリボ払いのどちらかを選択することが出来ます。リボ払いでは、毎月一定の金額を返済していきますので、まとまったお金がない場合はとても便利ですが、その分金利を多く支払うことになります。
ちなみに、キャッシングで借り入れをしたお金は、基本的に通常のショッピング機能を利用した際の金額と併せて、指定の口座から引き落とされます。
ただ、キャッシングの借り入れ分は、毎月の引き落とし日以外でも、コンビニや金融機関のATMで個別に返済することも可能です。
キャッシングは借りている期間に応じて金利が発生しますので、もし手持ちのお金に余裕がある場合は、出来るだけ前倒しで返済してしまった方が良いでしょう。
キャッシング枠は0円の方がカード発行がスムーズ
上記で記載した通り、キャッシング機能を利用するにはキャッシング枠を設定する必要があります。キャッシング枠が0円のままではキャッシングは利用出来ません。
ただ、クレジットカードの申し込みを考えている方の中には、ショッピング機能は利用するけれど、キャッシング機能を利用するつもりはないという方も多いでしょう。
そういった方の場合は、キャッシング枠を0円にして申し込みをすることをおすすめします。というのも、上記で記載した通りキャッシング枠は総量規制の対象となります。
もちろん、申し込みをしたキャッシング枠の金額が年収の3分の1以上になっている場合、カード会社の方で可能な金額に訂正してカードを発行してくれる場合もありますが、中にはそのままカード発行がなされないケースもあります。
また、キャッシング枠を希望した場合としない場合では、審査に掛かる時間も異なりますので、キャッシング枠を0円にした方がカード発行が早いという点もあります。
キャッシング枠は後から申し込みをすることも可能ですので、もしキャッシングを利用する予定がないという場合は、申し込みの段階ではキャッシング枠を0円にしておいた方がカード発行もスムーズだと言えます。
