クレジットカードのスキミングとは？スキミング対策・対処法は？
クレジットカードが一般的に広く普及するのに伴い増えていったのがいわゆるカード犯罪です。
中でもクレジットカードのスキミングは、非常に悪質、かつ巧妙な手段として、世界中で多くの被害をもたらしました。
また、一時期に比べれば多少落ち着いたといはいえ、現在もクレジットカードのスキミング被害は後を絶ちません。
そのため、クレジットカードを所有している方、あるいはこれからクレジットカードを作ろうと考えている方は、クレジットカードを安全に利用するためにも、スキミングについて詳しく知っておくことが大切です。
そこで、クレジットカードのスキミングについて、そしてスキミング対策や対処法についてまとめました。
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クレジットカードのスキミングとは？
クレジットカードのスキミングとは、知らず知らずのうちにクレジットカードの情報を盗み取られてしまう非常に恐ろしい犯罪です。そして、盗み取った情報でカードを複製し、不正に利用されてしまうのです。
クレジットカードのスキミングは、お店での支払いの他、ATMでのキャッシングでクレジットカードを利用した時など、クレジットカードを使うあらゆるタイミングで行われる可能性があります。
クレジットカードやキャッシュカードのスキミングの方法としては、スキマーと呼ばれる機械にカードを通すことで情報が読み取られます。
スキマーは、お店でクレジットカードを通す端末や、ATMの挿入口などに一見しただけでは分からないよう仕込まれていますので、本人が気づかないうちに情報を盗まれてしまうのです。
スキミングとは？スキミング被害とは？スキミングの種類・方法・手口
そのため、スキミングの被害はある程度時間が経ってから発覚することが多く、不正利用が分かった時には既に多額の被害が出てしまっていたというケースも少なくありません。
クレジットカードのスキミング対策とは？
クレジットカードのスキミング対策はいくつかありますが、現在最も有効とされている対策は、磁気カードからICカードへの変更です。
磁気カードは磁石の力を利用して情報の書き込みや読み取りを行う仕組みのカードで、クレジットカードやキャッシュカードをはじめとして様々なカードで幅広く使われています。
磁気カードとは？磁気ストライプカードとは？磁気カードの種類は？
ただ、磁気カードはICカードと比べるとセキュリティ面が弱く、実際現在クレジットカードのスキミング被害に遭っているのは、ほとんどが磁気カードなのです。
そのため、JCBカードや三井住友VISAカードなど、各カード会社では従来の磁気カードからICカードへの変更を順次進めています。
効果的なスキミング対策
スキミング対策としては、上記で記載した通り、現在はICカードへの変更が最も有効とされています。
ただ、ICカードへ変更すれば絶対にスキミング被害に遭わないというわけではありません。自分でもクレジットカードの暗証番号をしっかり管理する、カードを他人に預けないなどの対策をする必要があります。
ICカードへ変更する
ICカードへ変更することで、スキミング被害に遭うリスクは格段に下がります。というのも、ICカードは磁気カードに比べると情報量が多く、データ自体も暗号化されるため、短時間で情報を盗み取ることが非常に難しいのです。
また、ICカードは暗証番号とセットで認証するシステムになっていますので、磁気カードに比べるとセキュリティ面での安心感はかなり高いと言えます。
暗証番号の管理を徹底する
クレジットカードの暗証番号は非常に重要です。暗証番号を忘れないようにと、お財布に暗証番号を書いたメモを入れている方もいるかもしれませんが、絶対にやめましょう。
暗証番号は第三者に推測されるような安易な番号を登録しないことはもちろんですが、他人に教えたり、第三者に知られるようなずさんな管理は厳禁です。
クレジットカードを他人に預けない
お店で支払いをする際にクレジットカードを店員さんに預けることもあると思いますが、例え店員さんであっても他人にクレジットカードを預けるという行為は非常に危険です。
特に海外ではクレジットカードを店員に預けた際にスキミング被害に遭った事例も多くありますので、店頭での支払いの際には必ず目の前でカードを通すようにしましょう。
スキミング被害に遭った時の対処法は？
いくらスキミング対策をしていても、スキミング被害に遭ってしまう可能性は0ではありません。
もし仮にスキミング被害に遭った時は、まずは早急にカード会社に連絡しましょう。ほとんどのクレジットカードには、盗難保険が付帯されていますので、スキミングなどで不正利用があった際には補償を受けることが出来ます。
ただ、クレジットカードの裏面に署名がない、あるいは推測されやすい安易な暗証番号にしていたなど、クレジットカードの所有者側に問題があった場合は盗難保険が適用されないケースもあります。
そのため、万が一の時のためにも、クレジットカードの管理はしっかりと行うことが非常に重要になります。
クレジットカードの紛失・盗難時の対応は？不正利用の盗難補償とは
スキミング対策におすすめのクレジットカードは？
クレジットカードのスキミングは、自分が全く気付かないうちにクレジットカードの情報が盗まれ、不正利用されてしまう非常に怖い犯罪です。
スキミング対策としては、上記で記載した通り、磁気カードではなくICカードを利用する、暗証番号やクレジットカードの管理を徹底するといったことが有効ですが、クレジットカード自体もセキュリティレベルが高いカードを選ぶことをおすすめします。
例えば、JCBカードは、24時間体制の不正検知システムを導入しており、常時取引内容をチェックしています。
また、三井住友VISAカードも同じく、不正検知システムで不自然な取引がないか監視し、不正利用の防止に努めています。
さらに、JCBカード、三井住友VISAカードでは、1回のみ有効なパスワードで決済をするワンタイムパスワードのサービスを利用することも出来ますので、店頭だけではなく、ネットショッピングをする際にも安心です。
スキミング対策としては、ICカードへの切り替えがまずは大前提となりますが、JCBカードや三井住友VISAカードのように、セキュリティ面が充実したクレジットカードを選ぶことも非常に重要となります。
